2026年度母校150周年記念同窓会イベント オルガンコンサート~パイプオルガンのお話と演奏~
PICK UP活動活動報告

6月20日(土)聖マーガレット礼拝堂で学院オルガニスト佐藤礼子先生をお迎えして同窓会イベント「オルガンコンサート∼パイプオルガンのお話と演奏~」が開催され、雨の中430名の方がご参加くださいました。
プログラム前半はスクリーンを使用してのレクチャーコンサートが行われました。
立教女学院二代目となるテイラー&ブーディ社製の現オルガンのパイプについてお話を伺い、続いてゲダクト(閉管)トランペット(開管)コントラバス(先代のオルガンのパイプ)等のパイプを使って、クラーク作曲「デンマーク王子の行進曲」が演奏されました。
次にオルガンの構造についてのお話、そして4月から5月にかけて行われたオルガンの大規模メンテナンスの様子が紹介されました。
4人のオルガンビルダーさんとボランティアの方々によってパイプが一本ずつ運び出され、埃を取り除き、鍵盤を調整して再びパイプを元の位置に戻して固定する。最後に調律して完了という作業は、約30年に一度の大事業だったとのことです。
作業中に、外したパイプから1998年のオルガン建造時にビルダーの方が彫った聖句が発見されました。
<テモテへの手紙二 3章16節~17節>
聖書はすべて神の霊感を受けて書かれたもので、人を教え、戒め、矯正し、義に基づいて訓練するために有益です。
こうして、神に仕える人は、どのような善い行いをもできるように、十分に整えられるのです。
(聖書協会共同訳)
1932年から1998年まで使われた先代のオースティン社製オルガンからは、ぶどうや孔雀などの木彫装飾や木製パイプのコントラバスが受け継がれたそうです。
ここで、J・ウッドマン作曲「イエスきみはいとうるわし」(オルガンのための5つの変奏曲)が演奏され、続いて全員で、聖歌367「イエスきみはいとうるわし」、聖歌453「神はわがやぐら」を歌いました。
そしてJ・スワルト作曲「神はわがやぐらによるファンタジア」の演奏です。
前述の聖歌のメロディーをもとに作られた曲は、半音階進行の美しい世界を経て豪華なパイプオルガンの響きと鈴の音で奏でられ、前半が終わりました。
プログラム後半1曲目は、C.PH.E.バッハ作曲「ソナタ ヘ長調」、次にJ.S.バッハ作曲「おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け」が演奏されました。
右手が下段鍵盤のまろやかな音で旋律を担当、左手が中段鍵盤の控えめな音でハーモニーと動きを付け、ペダルはひっそりと且つしっかりと支えているオルガンならではの音の重なりが鮮明に聴こえてきました。
3曲目は、J.S.バッハ作曲「来たれ、聖霊、主なる神」によるファンタジア、が演奏されました。
恐らくこのオルガンのパイプが総出演しているかと思わせるような重厚な響きで複声部が自由に動くバッハの曲が構築されました。
プログラム最後は、全員が起立して聖歌390「さかえにみちたる」を歌い、チャペルいっぱいにオルガンの音色と参加者の歌声が満ち溢れました。この日、朝早くからオルガンを調整してくださったビルダーのヨナス・ベルグさんから佐藤先生に花束が贈られ演奏会が終了しました。
休憩時と終演後には、150周年募金及びチャペル維持寄付の為の同窓会グッズと、災害復興支援手作り品グッズを販売いたしました。
イベントチケットの収益は150周年募金、オルガン維持募金、災害復興支援へお捧げします。
お話・演奏の佐藤先生、3000本近いパイプのメンテナンスをしてくださったビルダーの皆さま、そしてコンサートに参加された皆さまに心より感謝申し上げます。
チャペルに集った全ての人の心が一つになり満たされたコンサートとなりました。
企画部 足立圭子 記


