
2013年同窓会イベント「平 淑恵 朗読会」 (6月22日)
6月22日(土)梅雨の合間の清々しいお天気に恵まれ、学院内の緑が生き生きと鮮やかに見える中、午後2時より「平淑恵 朗読会」が開催されました。
平淑恵さんは、立教女学院短期大学の卒業生で、テレビ時代劇「大岡越前」において、加藤剛演じる越前の妻・雪絵役としてお馴染みですし、文学座でも多くの舞台の主演を務めていらっしゃいます。
立教女学院短期大学講師の中邑由美さん(卒業生)に今回の朗読に合せて作曲と伴奏をして頂き、平さんのご主人である演出家の黛りんたろうさんにもご協力頂きました。
第1部は、遠藤周作の「寝台」。 若くして旅立った姉を思う妹が体験する、不思議なストーリー。
第2部は、山本周五郎の「なんの花か薫る」。江戸の片隅で懸命に、そして真摯に生きる女郎のお話。
この2作は、時代背景・立場などが違っていましたが、両作とも物静かであるけれども、内に秘めた強さを持つ凛とした女性像を描いており、その姿が平さんの透きとおった声から浮き彫りにされていくようでした。
読書は、自分の持つ独自の世界観で読み進めていきますが、今回の朗読では、平さんの世界観を会場にお越しくださった皆様と共有できたように思いました。久しぶりの静寂と、夢の世界を聖マリア礼拝堂で堪能させて頂きました。
今後も、同窓会では皆様の親睦の場となれますよう、素敵な企画をしてまいりたいと思います。
朗読会にお越しくださった皆様に改めて御礼申し上げますとともに、今後とも会員の皆様のご参加を心よりお待ちしております。
今回の収益は東日本大震災復興のために寄付させていただきます。ご協力頂き誠にありがとうございました。
企画部 河地佐知子 記