パリ支部だより 2024.4
2019年4月15日に起きた火災から5年。
今年2024年1月には、ノートルダム大聖堂の完成当初(1345年)に使われていた鉛の除去をされた8000本のパイプが組み立てられたパイプオルガンを、また5年前に焼け落ちてしまった尖塔が再度、設置されて、またこの塔がパリ市内のどこからも見えるノートルダム大聖堂の象徴として立派にその姿を見せています。
5年前の火災当時は工事中で、パイプの足場が全て火で溶けて固まってしまったため、その足場を除去することに1年以上もかかり、その後、以前と同じ尖塔と 屋根裏部分の木組みの梁の復活のため、また聖堂内部のレリーフや彫刻の修復のために各方面の専門の職人が総動員、今年12月8日の完成に向けて着々と工事が進行中です。
ノートルダム大聖堂は1163年の着工から202年をかけて完成しているので、修復とはいえ、ここ5年の復旧工事はかなりのスピード。 現代の技術を駆使して美しいその姿が今年の冬にはお目見えします。
今年のクリスマス礼拝には世界中から人が集まることでしょう... この火災の後、コロナが世界中で蔓延したり、世界各地で紛争や戦争が起きている今、大聖堂の完成と共にまた世界が平和に近づいて行くことを願って止みません。
パリ支部長 坂巻素子
パリ支部だより 2024.1
昨年に引き続き、今年も1/20(土)に新年会を兼ねて 定例会を開催しました。
朝はマイナス5度、昼間も1度ほどの寒さでしたが、朝から太陽が出て日差しが眩しい1日でした。
1938年のモノクロ映画で有名なHOTEL DU NORD (映画タイトルと同名のブラッセリー)で、それぞれ、前菜とメインをオーダー、定例会では初めてのフレンチでした。
昨年同様、フランス東部のコルマールから参加された2名を含めて参加者は8名で、色々な会話で話は尽きず、デザートとカフェまで3時間ほど過ごしました。
私からは昨年の同窓会総会のパンフレットを皆さんにお見せし、支部長会と総会の報告、また、修復後のマーガレット礼拝堂と講堂の見学を出来たことも報告しました。
楽しい時間を過ごせて皆さん笑顔、良いエネルギーが満ちた時間でした。
パリ支部長 坂巻素子
パリ支部だより 2023.1
コロナ禍で、なかなかパリ支部のメンバーで集まることが叶いませんでしたが、今年2023年1月、新年会を兼ねて3年半ぶりに定例会を開催し、8名で集まることが出来ました。
1/21(土)サンジェルマン地区オデオン駅近くにある和食レストラン「麻布」さんで、昨年6月、長年住まわれていたアメリカのNYCからパリへ引っ越しされた方と、昨年末にフランス東部アルザス地方のコルマールにある日系企業へ新しく赴任された方、2名の新しい会員をお迎えしての会食でしたので 今回初めて、土曜日のランチタイムに企画しました。
母校からお送り頂いたクリスマスカードのマーガレット礼拝堂を皆さんで見ながら、小学校や中高の懐かしい先生方のお名前が出たり、年代を超えて様々な話題で盛り上がりました。
この定例会をきっかけに、また皆さんの輪が広がって行くことと思います。
パリ支部長 坂巻素子
パリは今... 2020.6
3/17から55日間に亘る「コンフィヌモン」(都市封鎖)が施行されたフランス。
コロナウィルスはフランス国内でも猛威を振るい、沢山の方々の命が奪われることになりました。
5/11、外出禁止令が緩和され、証明書がなくても外出が出来る様になり、これまでマスクをする習慣が全くなかったフランス人のマスク率も増え、6/2にはパリ市内のカフェのテラスのみ営業が許可される様になりました。
フランスの他県は飲食業すべて通常通り営業再開しましたが、まだ重症患者が多いイルドフランス地方(パリ市とその郊外)は、まだ様子見の段階で、2ヶ月間、閉園されていた公園もやっと開放され、パリは少しづつ活気を取り戻し、良い季節を楽しむべく人々が動き出しました。
ヨーロッパには梅雨のシーズンがないので、6月は実に良い季節。
この6月は残念ながらパリ支部会は出来ませんが、今後の様子を見ながら秋の開催を考えて行きたいと思っています。
昨年4月の大火災で甚大な損傷を受けたノートルダム大聖堂も2024年の完成を目指し、再建工事が進んでいます。
800年前に建てられた大聖堂。当時は鉛が使われていたため、火災後の鉛汚染がひどく、パイプオルガンも再生出来るのかどうかがまだ判らない状況です..
6月のパリ..雲ひとつない青空のもと、パリジャンは大聖堂を見上げながら 世界の行き先を見つめています。
パリ支部長 坂巻素子
パリ支部だより 2019.6
6月のパリ..恒例のローランギャロスの試合が進む中、今年も不安定な天気で試合が中断された準決勝の日.... 6/7(金)晩に和食のお店「河本」さんで支部会を開催致しました。
今回は5名中、新しい会員の方が3名、1995年卒、2001年卒、2004年卒と30代、40代の方が 集まって下さり、パリの今や日常生活、女性の仕事について、中村江里子さんを囲んで楽しいお話に花が咲きました。
今回は小学校からの卒業生が3名、初めて会った方々もすぐに打ち解けて笑いのシーンが度々あり、 マーガレットの女性ならではの芯の強い所は、母校の教育に培われたものと実感しました。
今回の例会をきっかけに、皆さんがネットワークを持ってパリ生活を楽しんで行かれる様、お祈りしています。
パリ支部長 坂巻素子
パリ支部だより 2019.4
4/3 日本文化会館にて、山形由美さんの「トリオヨーロッパツアー2019」パリ公演が開催されました。今回はバルセロナ、パリ、ザルツブルグの三都市で公演をされた山形由美さん。
山形さんの藝大の同級生でいらっしゃる常磐津文字兵衛さんの三味線、そしてパリ在住の ピアニストの管野さんとのコラボレーションで、西洋楽器と邦楽の楽器の組み合わせは、とても軽やかで心に響く素晴しいひとときでした。
それぞれのお人柄が感じられる優しい響きはパリで沢山の方々を魅了しました。
パリ支部長 坂巻素子
パリ支部だより 2018.6
恒例となりました5月の定例会ですが、今年は5/25(金)に、パリ市内にあるチベット料理の店にパリ支部のメンバー5名が集まりました。
この時期としては珍しく気温が上がり、最近のパリは日本の様に蒸し暑く...と話していたところ、会食の途中から雷が鳴り始め、激しい雷雨となりましたが、お食事が終わる頃には雨が上がり、気温がかなり下がって気持ちの良い夜となりました。
今年は新しい会員の方、二名の参加があり、皆さんの近況を話しながら母校の話で良い時間を過ごしました。
パリ支部長 坂巻素子
パリ支部だより 2017.6
5月末から真夏の陽気となったパリですが、6/2(金) 少々の雨のあと気温が下がった晩、パリ11区に新しく出来た和食のお店「河本」さんにメンバー4名が集まりました。
今年は小さな会でしたが、先輩のお話を聞きながら、美味しいお料理に舌鼓を打ち、陽がとっぷり暮れるまで良い時間を過ごすことが出来ました。
総会の報告もさせて頂き、藤棚の美しい写真も皆さんとシェアして母校に想いを馳せた時間でした。
パリ支部長 坂巻素子
パリ支部だより 2016.11
秋も深まった11月9日、パリ15区のエッフェル塔近くにある日本文化会館の大ホールにて、山形由美さんのフルートのリサイタルがありました。
デビュー30周年記念CDをリリースされ、同時に日本全国でリサイタルツアーをされて、パリでもバレエと踊りにテーマを絞った曲を演奏されました。
素晴しい音色に聴き入り、ピアノとの調和が美しい良い時間を頂いた事をここに感謝申し上げます。
パリ支部長 坂巻素子
パリ支部だより 2016.6
5/27(金)夜、パリ市内にある台湾料理のお店に支部メンバー6名が集まりました。
今年は、立教大学の大学院生でフランスルーアンのビジネススクールに在学していらっしゃる同窓生が現地よりパリに駆けつけてくださいました。
また卒業したばかりの方から新しくなったプールの話を聞いたり、若いママたちからはフランスでの子育ての話を聞いたり..また私の方からは4月末の同窓会総会の報告もしました。
昨年は大きな事件があったパリですが、皆さんそれぞれ元気に毎日を過ごされています。
毎年5月末にパリ市内で支部会を開催していますので、卒業生でパリにお住まいの方、また卒業生の皆さんでパリを訪れる方がいらっしゃいましたら、お気軽にご参加ください。
パリ支部長 坂巻素子
パリ支部だより 2015.6
パリはこのところ清々しい初夏の日々が続いております。 日に日に陽が長くなっており、既に22時近くまで明るく、6/21の夏至の日を挟んで8月末までは短い夏を楽しむ為にパリでは色々なイベントが行われます。
5/29(金)夜、今年もパリ支部のメンバーが「伊勢」に集まりました。 今年は6名の参加でしたが、1964年卒の先輩が2名、1991年卒の方が2名... 皆さん、同級生に会えるのも楽しみのひとつで、また、年代を超えた楽しい時間を過ごす事が出来ました。
今年から1992年卒の方、2003年卒のスイス在住の方もメンバーに加わりましたが、今回はお会いすることができませんでした。また機会を作って交流できるように、計画していきたいと思っています。
パリ支部長 坂巻素子
パリ支部だより 2014.7
7月27日(日)、パリからTGVで1時間半の街、ディジョンにある大聖堂で 岩崎真実子先生のオルガンコンサートが開催されました。ディジョンはフランス中部に位置するブルゴーニュ地方の首府で、その昔は ブルゴーニュ公国の首都だった街、古く美しい建物が随所に残されています。 サン・ベニーニュ・ド・ディジョン大聖堂は13世紀に完成されたゴシック様式の教会で、そのパイプオルガンは木製の彫刻が施され、マーガレット教会のオルガンと 共通点がある様に思いました。
オルガンは祭壇の反対側、大聖堂の入口側にある為、教会内のイスはこのコンサートの為にすべてオルガンに向かって設置されていて、私達も祭壇とは反対側に向かって座る形で、堂内に響き渡るバッハやセザール・フランクの楽曲、そして仏教の声明のお坊様方とのコラボレーションの題目を聴かせて頂きました。会場はほとんどが地元のフランス人の方々、皆さん、素晴しい音色に聴き入っていました。
外は30度の暑さでしたが、ゴシック建築の大聖堂の中はひんやりと涼しく、石造りの素晴しい建築、パイプオルガンの荘厳な音色..素晴しいひとときを頂きましたことに感謝致します。
パリ支部長 坂巻素子
パリ支部だより 2014.6
新緑の美しい季節..ここ毎年、立教女学院メンバーだけで集まる様になって3年目を迎えました定例会が、6月13日に、パリ市内オペラ界隈にある「伊勢」で開催されました。会員11名のうち、5名の参加でしたが、元支部長の李さんを囲んで和食を頂きながら、皆さんで良い時間を過ごす事が出来ました。
今年は7月に、パリから電車で1時間半のディジョンの大聖堂で岩崎真実子先生のオルガンコンサートが行われます。7月27日はパリからも駆けつける予定でおります。 皆さんのお知り合いでパリ在住の方がいらっしゃいましたら、是非、同窓会の方にお声掛け頂ければと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。
パリ支部長 坂巻素子
立教女学院同窓会支部
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