
2018年度同窓会イベント「山形由美 meets フレンズ」
今年の同窓会イベントはフルート奏者の山形由美さんにご出演をお願いし、6月23日土曜日にマリア礼拝堂で「山形由美 meets フレンズ」が催されました。
山形さんは、立教女学院中学校・高等学校を卒業され、その後、東京藝術大学に進まれました。フルーティストとしてめざましいご活躍はもちろんのこと、デビュー当初からマスコミ出演も多く、クラッシックファンのみならず、全国にその存在が知られていらっしゃいます。
共演はピアニストの菅野 潤さん、三味線の常磐津文字兵衛さんでした。
プログラム前半は「ヨーロッパの香り」と題し、プーランク、チャイコフスキー、バルトークなどの曲がフルート・ピアノ二重奏で奏でられ、息の合ったお二人の演奏に酔いしれました。
またソロ曲も素晴らしく、山形さんのドビュッシー『シリンクス』はフルートの音色が優雅に繊細に会場を魅了しました。
菅野さんのドビュッシー『月の光』は深みある一音一音が心地よく響き渡りました。
プログラム後半は「和の饗演」となり、三味線が加わり、常磐津『将門』からオリジナル曲『猫』など、本邦初のコラボレーションを聴かせてくださいました。
フルート、ピアノ、三味線という異色の組み合わせでしたが、見事に融合され、心を打たれたまさに珠玉の2時間でした。
雨模様のお天気でしたが、素敵な演奏と、美しい山形さん、ダンディーな男性陣によって、気分は晴れやかになりました。
企画部 江夏 奈緒美 記