2024年度同窓会イベント 〜St. Margaret's School Special Concert〜
6月29日(土)、元宝塚歌劇団宙組 美月悠(山田彩織)さん、K−BALLET TOKYOのバレエ・ミストレス 山田蘭さんの卒業生姉妹、そしてお二人のお仲間で数々のコンクールで入賞されているピアニスト 羽賀美歩さんをお招きしての同窓会イベント〜ST. Margaret's School Special Concert〜が開催されました(主催:同窓会、運営:同窓会企画部)。
当日は、卒業生や在校生、そして保護者、先生方ら約400名が集まり、会場の聖マリア礼拝堂はほぼ満席の状態。いつもは聖歌が響き渡る礼拝堂ですが、この日は黒いスーツをまとった美月悠さんの力強い歌声と、真っ赤な衣装に身を包んだ山田蘭さんの華麗な舞、そして素晴らしいピアノの音色によって、まるで劇場にいるかのような贅沢な時間となりました。
コンサートの1曲目は“ベルサイユのばら”から“愛あればこそ”。男役だった悠さんの情熱的な歌声に誰もが酔いしれ、一気にショーの世界へ。そして妹の蘭さんによるバレエ“眠れる森の美女”カラボスのバレエマイムの解説では、これまでバレエの世界に触れる機会がなかった人でも、動きの意味やその美しさを十分に堪能することができました。
数々のミュージカルナンバーの合間には女学院時代の恩師との思い出や学生時代、そして宝塚時代のエピソードを語っていただきました。さらに質問コーナーでは、自らマイクを持って質問者の席まで足を運んでくださるなど、お二人のお人柄が十分に伺える、心温まる時間でした。特に、バレリーナを目指す小さなお子様からの「どうしたらバレエが上手になりますか」という質問に、「楽しみながら続けることが大事」と優しく答えていらした蘭さんのお言葉は、まさに今のお二人のご活躍の源であると実感しました。
卒業生で宝塚に在団している女学院ジェンヌは5名いらっしゃるそうです。「いつか5名でコンサートを」という悠さんのお言葉に、客席の誰もが心の中で大歓声をあげたことでしょう。
アンコールの“愛の賛歌”でのコラボの素晴らしさは圧巻で、情感にあふれた悠さんの歌声と蘭さんの舞、そしてピアノの音色に思わず涙ぐむ方もおられたほどです。
あっという間の夢の時間でしたが、お忙しい中、同窓会イベントに快くご協力くださり、素晴らしいプログラムを企画、披露してくださった美月悠さん、山田蘭さん、羽賀美歩さんには本当に感謝の言葉しかありません。そして、コンサートに足を運んでくださった皆さま、当日、係りとしてお手伝いくださった皆さまにも、このような素晴らしい会を催せましたこと心より感謝申し上げます。
【曲目】 |
愛あればこそ(植田紳爾/寺田瀧雄 “ベルサイユのばら”より) |
運命よ、今夜は女神らしく(フランク・レッサー "ガイズアンドドールズ"より) |
パートオブユアワールド(アラン・メンケン "リトル・マーメイド"より) |
最後のダンス(クンツェ/リーヴァイ "エリザベート"より) |
キッチュ(クンツェ/リーヴァイ "エリザベート"より) |
Story(AI) |
ピアノのための「からたちの花」(山田耕筰)/ピアノ演奏 羽賀美歩さん |
ひとかけらの勇気(ナイトン/ワイルドホーン "スカーレットピンパーネル”より) |
愛の賛歌(ピアフ/マルグリット・モノー) |
なお、この日行われた同窓会グッズ販売、災害復興支援グループ手作り品バザーでも、多くの方にお立ち寄りいただき、販売担当者は嬉しい悲鳴を上げていました。
以前、短大のショップで人気があり、同窓会グッズとして復刻させたエコバッグは引き続き大変好評で、「どの色の校章が良いかしら」と悩みながら購入される同窓生の姿が多く見られました。その他、校章チャームやパスケース、クリアファイルなども人気で、これらの収益は聖マーガレット礼拝堂の保守のために捧げられます。
災害復興支援グループ手作り品バザーでは、夏に人気のジュートバッグや可愛い小物、アクセサリーが大人気で、小さなお子様たちも興味津々で手に取っていました。バザーの収益は東北三県震災遺児のために寄付いたします。
当日、ご購入いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。
企画部 正代泰代 記