2025年度同窓会イベント
AMSLE QUANTETT CONCERT

6月7日(土)同窓会イベント「AMSLE QUANTETT CONCERT〜スイスヨーデルと民族音楽の世界〜」が開催されました。スイス連邦ヨーデル連盟会員でいらっしゃる伊藤啓子さん(1980卒)とお仲間の方々をお招きし、聖マリア礼拝堂の中は素晴らしい音楽のひとときとなりました。
「AMSLE QUANTETT(アムスレ・クヴァンテット)」は、伊藤啓子さん(ヨーデル)を中心に、大口俊輔さん(ピアノ/アコーディオン/作編曲)、吉田篤貴さん(ヴァイオリン)、黒川紗恵子さん(クラリネット)、今込治さん(トロンボーン/アルプホルン)、山本裕之さん(コントラバス)という、実力派のメンバーが集結し結成されたスイス音楽ユニットです。古い旋律から現代作品まで、幅広いヨーデル曲を斬新かつ心地よいサウンドで軽やかに演奏されています。
第1部では、ヨーデルの魅力が存分に詰まった曲の数々が披露されました。続く第2部は、まるでスイスの広大な草原に教会の鐘の音が響き渡るかのような、美しいベルの音で幕を開けました。特に印象的だったのは、「サウンド・オブ・ミュージック」でのアルプホルンやカウベルといったアルプス地方の民族楽器の演奏でした。この曲には、伊藤さんの高校時代の特別な思い出が詰まっています。当時、花形だったミュージカル部とは別に、数名が在籍していた音楽部に助っ人として参加された際、この曲を披露されたそうです。
フィンランドから来日中のトーベ・ヤンソンさん(ムーミンの作者)の甥御さんも会場にいらっしゃいましたのでコンサートの感想を伺うと、礼拝堂の高い天井を見上げながら「Amazing!(素晴らしい!)」と感動されているご様子でした。
終演後には、セントラルコートで出演者の皆さんとご家族が楽しそうに交流されている姿が見られました。出演者の皆さんからは、礼拝堂の美しさや校内の豊かな自然環境について、「本当に素敵な学校ですね」と口々に感嘆の声が聞かれました。
あっという間の時間でしたが、お忙しい中、イベントへの出演をご快諾くださり、素晴らしいプログラムを企画・披露してくださった伊藤さんとAMSLE QUANTETTの皆様に心より感謝申し上げます。
【曲目】
Engangsspiel Neue Kirchenmusik im Volstonより
Toggenburger-Landlerjodeli
Gersauer Landlerwalzer (10756)
Gang voruse!
Vorfruelig 春の訪れ
Am Zugerse (09380)
Pimpel da Besch
Windspiel
映画「サウンド・オブ・ミュージック」より
Soundtracks サウンドトラック
The Lonely Goatherd ひとりぼっちの羊飼い
Edelweiss エーデルワイス
My Favorite Things わたしのお気に入り
Galopp (09080)
Le vieux chalet
生きる
Bethlis Jodeli
会場には卒業生、在校生、保護者、先生方、そして地域の方々を含め、約200名が集いました。同窓会グッズの販売と災害復興支援グループによる手作り品バザーも開催され、多くの方々にお立ち寄りいただきました。コンサートに足を運んでくださった皆様、また運営にご協力くださった係の皆様に深く感謝いたします。
このイベントの収益は母校150周年を記念した募金活動および東北3県復興支援のために寄付いたします。
企画部 神澤みづほ 記